1971年のPorsche 911 Tのご紹介です。センスよくまとめられた一台で、基本はストリートに拘りライトウェイト化を中心にスポーティーな味付けのサスペンションセッティングもしなやかに動く足になっており、ストリートでの乗り心地にスパルタンさはない。この車のハイライトは3.2Lの空冷フラットシックスに換装されたエンジンでしょう。さらにレスポンスに優れるウェバーキャブレターが採用されて、効率の良いエグゾーストとの組み合わせは低速トルクも太く扱いやすい仕様になっています。インテリアは後部座席にロールゲージが装備されるためフロントは2脚ともにフルバケットシートをチョイス、ドライバーズシートはRECARO製で、パッセンジャーシートはレトロ感あるレザー製バケットシートが装着された。シュロス製フルハーネスをしめて走り出すと、快音とともにまるでオートバイのような爽快感と軽さでステレオのサウンドが必要ない硬派なスポーツカーだと実感した。小径のバックスキンステアリングとショートストロークの915ミッションを操るだけで顔がにやけてしまう。ストリートだけでも十分クラシック911の快感を味わえるストリートレーサーな911Tはポルシェらしさを凝縮した一台ですね♪ LMP CARS CALL 03-5772-2788