Alfa Romeo 155 V6 Ti 1993年のDTMにアルファコルセからエントリーしてシリーズを圧勝したワークスDTMマシン。新設計のV6DOHCエンジンは2,498ccの排気量から420ps/11,500rpmを発揮、4WDで車重1,100kgの軽量なボディ(ドライカーボン製)を武器にシリーズを圧勝した名車である。クルマの造りは隅々まで妥協せず造り込んだスペシャルなレーシングカーで、レギュレーションの解釈を最大限活かした設計でライバルのメルセデスベンツ190E EVOにアドバンテージを保ってシリーズを制した。フロントセクションはパイプフレーム化されエンジンとギアボックスは可能な限り低い位置に搭載された。フロント・リヤともにワイドトレッドのオーバーフェンダーが装着されて迫力あるフロントバンパースポイラーは大きなダウンフォースを発生している。リヤは楕円形の特徴あるウィングが装着されているが、フロントとのバランスを考えるとアンダーステア傾向の特性だったようだ。トランク内には小さな容量の燃料タンクが搭載され、その横にはパワーステアリングユニットが装着されている。リアエンドマフラーは象徴的な上方排気出口を持つ。甲高い音色を持つV6ユニットは世界中のファンが陶酔した。こちらはアルファコルセからエントリーしたゼッケン7でアレクサンドロ・ナニーニがドライブしたマシンです。
LMP CARS CALL 03-5772-2788
1993y Alfa Romeo 155 V6 Ti
60° V6 2,498cc 420ps/11,500rpm
L 4576 / W 1750 / H 1410 1,100kg
Wheelbase 2,540mm